【レポート】オーガニックタウン綾町で4人の“Willロールモデル”から学ぶ 宮崎の旅


10月27日、28日の二日間、Will Lab×H.I.S.で企画した“オーガニックタウン宮崎綾町で「心の余白」を作る旅”では、地元でそれぞれの“Will(ありたい姿)”を実現した4人の人々に会ってお話を聞き、その後、参加者それぞれの“Will”を言葉にするという旅になりました。

人と会って、人を知ると、見えてくることがある

<村岡浩司さん>「BIG Pictureを描く」

最初に訪れたのは、都内のスーパーでも人気となった「九州パンケーキ」の仕掛人、村岡浩司さん。場所は、宮崎市郊外の穆佐(むかさ)地区で、廃校となった小学校を地域ビジネスコミュニティとしてよみがえらせた「MUKASA-HUB」。九州プロダクトを使った商品の開発や、飲食業、また「MUKASA-HUB」などのコミュニティ事業も展開する村岡さんに、一歩踏み出すポイントを聞いたところ「BIG Pictureを描く」という言葉が返ってきました。常に、大きなビジョンを意識し、そこに向けて今何をすべきかを実行することで、思いを現実にできるというWillのヒントを得ることができました。

<香月克公さん>「バカかって言う人もいたけれど」

次に訪れたのは、難しいと言われていた自然栽培(人間の手入れと自然の力だけで育てる方法)でぶどうを作り、今年、完全オーガニックワインを限定1000本販売した「香月ワインズ」の香月克公さん。ニュージーランド、ドイツなどでワイン造りを経験し、地元宮崎で始めたぶどう作り、ワインの製造までの話を聞きました。その熱い情熱が生むつながり力や、巻き込み力に圧倒され「そんなことはできるわけない、バカっていう人もいたけれど」とお話しする姿に、情熱から生み出されるWillがあることを学びました。

<早川ゆりさん>「土壌さえあれば」

次に訪ねたのは、香月ワインズの隣にある「早川農苑」の早川ゆりさん。もともとは農薬管理指導士の資格を持ち、農業資材会社を父親から引き継いだという早川さん。しかし、農薬の事故などを目の当たりにし、農業はこれでいいのかという疑問から、安全でおいしく、栄養価も高い自然に育てた野菜作りを始めたいう経緯を聞きました。土壌を改良していくというプロセスの中で多くの私財を失った早川さん。「お金はないけれど、未来の子供たちのために、残すきれいな土壌さえあればいい」という言葉に、利益だけ重視するビジネスではなく、未来に何が残せるかということこそ「Will」だということに気づかされました。

<藤田伊織さん>「円から縁へ」

最後に、宮崎市で人気のBar「Bioバル」オーナーの藤田伊織さんから話を聞きました。震災をきっかけに、宮崎に移住した藤田さん。限界集落での生活で、明日のお金にも困るという日々から人気のバーを経営するまでの貴重な体験を聞きました。参加者全員の心に響いた「これからは、お金の円ではなく繋がりの縁こそが大切」という言葉はこれからの人生100年時代をどう生きていくかのキーワードとなりました。

四人の方々の話しはそれぞれ熱く思いがあり、参加者それぞれが心に刻む言葉を持ち帰ることができました。