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【レポート】12/4新興女性企業家フォーラム in 渋谷ヒカリエ にモデレータとして登壇

更新日:2021年3月1日


12月4日、渋谷ヒカリエにて、「新興女性起業家フォーラム~”女性起業家”はSDGs達成の鍵となるか?~」が行われ、代表の小安がモデレータとして登壇しました。以下は学生インターン小澤茉莉さんによるレポートです。

SDGs。私自身も、大学の講義で何度も耳にした言葉です。その中でも特に、「目標5:ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」にフォーカスし、アフリカ・アジアの女性起業家たちに、企業に至るきっかけや、そのモチベーションのお話を伺いました。

第1部は、「女性のエンパワメント」というテーマで、「Will Lab」代表 小安美和のモデレートのもと、ベトナム貧困層の若者のため職業訓練を行う「REACH」のファム・ティ・タン・タムさん、ザンビアで3Dプリンターを用いてデザイン、布を製造している「Fayfabrics」のグウェンドリン・ムレンガ・マチヤさん、宮城県の気仙沼で子育て中の母親のコミュニティで藍染産業を行っている「インディゴ気仙沼」の藤村さやかさんによる、パネルディスカッション。

「女性のエンパワメント」と聞くと、どうしても”途上国”の女性に仕事を、といったイメージが強くありました。しかし、OECDによると、日本の女性の就業率は先進国の下位にあるということを知り、「本来女性が持っている力を引き出す」という点で、日本はまだまだ足りない、と思いました。起業家の方は、それぞれ就業機会の向上や女性のコミュニティを作ることで、女性が「働く」ことに向き合い、自立につながるような活動をなさっています。「女性だからこそ、女性に力があることを知っている」。登壇者の皆さんがビジネスを通して行っているのは、女性が自身のポテンシャルと向き合えるような「環境づくり」であり、それがエンパワメントにつながっていると感じました。

そして、第2部のテーマは「パートナシップ」。「Business Insider Japan」統括編集長 浜田敬子さんのモデレートのもと、(株) リクルートホールディングス地方創生プロジェクト エグゼクティブマネージャーの花形照美さん、インドネシアでコミュニティに根ざしたオーガニック商品を展開する「JAVARA」のヘリアンティ・ヒルマンさん、ガーナでシアバターといったオーガニックの農産品を生産する「KROMS Productions」のジョージナ・コムソンさんによる、パネルディスカッションでした。

登壇者の方々は、自ら問題意識を持って起業しただけでなく、どう周りを巻き込み連携していくか、という視点を持っていらっしゃり、サステナブルなビジネスにつなげていこうとする姿勢が印象的でした。「この問題を解決したい」という目的を持って「起業」すること自体、素晴らしいことですが、何より登壇者の皆さんから、ビジネスを通して長期的に諸問題にアプローチしていくのだ、という想いの強さを感じました。

今回、実際にご自身の課題意識をモノやコトに起こし、アクションし続けている起業家の皆さんの強い信念にとても心動かされました。起業家の皆さん全員が、身近にいる人・環境に対して何かしたい、どうにかして問題解決をしたい、という熱い想い・意志をお持ちでした。

それと同時に、学生として、一人の女性として、自分に何ができるのか、考えさせられました。

世界には、こんなにも沢山の、意志あるアクションを起こす女性がいる。

そんな起業家たちの繋がりを知ること自体、とても意味あることだと感じました。

「その繋がりの先に、何があるのか」。そのことを、今後自分自身でも問い、学び続けようと思います。

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